サービス開始に向けて動きが本格化している「情報銀行」 今後のスケジュールを、報道や各社の資料をもとに詳しく解説します。
サービス開始に向けて動きが本格化。
2019年中にはサービスが続々開始へ
日本国内でも2019年中に、情報銀行的なサービスが続々と開始する予定です。
例えば衛星放送会社のスカパーは2019年7月から情報銀行的な新サービスの実証実験を開始すると発表していますし、また三菱ＵＦＪ信託銀行も情報銀行「DPRIME」を2019年中に開始するとしています。DPRIMEは既に行内の関係者などを対象に実証実験が行われています。
認定も2019年春に始まる予定だったが・・
情報銀行を始めるには国の認定や免許などは必要ありませんが、国の検討委員会の指針を踏まえて民間の認定制度が設けられます（必ずしも認定を受ける必要はありません）
社団法人日本IT団体連盟が提供する「情報銀行認定」は、当初2019年3月から順次認定を開始するとしていましたが、2019年6月現在の時点で情報銀行に認定が下りたという話はまだありません。
2018年秋に行われた認定制度の説明会には200社が集まった（アスキー報道）とのことで、ビジネス界の情報銀行への注目が高いことが分かりますが、実際のサービス開始に向けた動きはやや遅れ気味のようです。
2019年が「情報銀行元年」に
いずれにせよ、2019年が日本における情報銀行の「元年」になることは間違いないでしょう。